英語のリスニングが出来ない理由

ちょっと外で懸垂をして、自宅では腹筋をしている程度だが、明らかに体脂肪が減っているのを実感する。
効果が目に見えてくるのは1カ月後あたりかと思っていたが。


英語のリスニングが出来ない理由

(1)知らない単語があるから
(2)文を読むことができるスピードより速いから
(3)そもそもの母国語の力が弱いから

というのがよく挙げられる主要な理由だと思うが、もしこれが事実であれば俺はリスニングが出来るはずだ。
何故ならセンターリスニング程度に出てくる単語は全部分かるし、簡単な文であるから読むほうが速いし、文章の内容は日常会話程度で高度なものではない。

なら他に理由があるわけだが、その理由としては結局、
「脱落」「連結」「弾音化」「同化」「声門閉鎖音化」の不慣れにあるはず。。

脱落の例:「good boy」を[d]を無視して「グッボーイ」と発音する
連結:「on it」を「オン イット」ではなく「オニット」と繋げて発音する
弾音化:「party」を「パーティー」ではなく「パーリー」と発音する
同化:nice to meet youの「meet you」を「ミート ユー」ではなく「ミーチュー」と発音する
声門閉鎖音化:「button」を「バトゥン」ではなく「バンン」(書きづらい…)を発音する


適当に歌を引用する。


[Fergie]
All the things I know right now
If I only knew back then
There's no gettin' over
No gettin over'
There's just no getting over you.

[Chris Willis]
Wish I could spin my world into reverse, just to have you back again
There's no getting over
There's no gettin over
There's just no getting over you (you)!

[LMFAO]
We're back
Hey hey I cant forget you baby
I think about you everyday
I tried to masquerade the pain
Thats why im next on the booth
D-d-d dance to the groove
There is no there is no getting over you.
Baby it feels so right
To dance to the beat up night
The heat between you and I retreat to the morning light
We like to live like class
And pour them shots up in the glass
But there is no,there is no getting over you.
I'm a party, and party and party and party...
And party and party and party...
I'm a party, and party and party and party...
And party and party and party...


この音楽は少し前に流行った歌だが。
この例だと、
If Iが「イフ・アイ」ではなく、「イファイ」と発音
gettinが「ゲッティン」ではなく「ゲンン」と発音
wish Iが「ウィッシュ・アイ」ではなく「ウィシャアイ」と発音
have youが「ハヴ・ユー」ではなく「ハヴュー」と発音
back againが「バック・アゲイン」ではなく「バッカゲイン」と発音
forget youが「フォアゲット・ユー」ではなく「フォアゲッチュ」と発音
about youが「アバウト・ユー」ではなく「アバウチュー」と発音
next onが「ネクスト・オン」ではなく「ネクストン」と発音
you and Iが「ユー・アンド・アイ」ではなく「ユー・アン・アイ」と発音
in theが「イン・ザ」ではなく「イナ」と発音(nとðの発音が同化)。ともかくtheがかなり弱く発音されている。
partyが「パーティー」ではなく「パーリー」と発音

カタカナで表記するのは無理があるが、大体こんな感じか。
特に「t」は弾音化or脱落 「d」は脱落する傾向にある。


他には…
ECCジュニアのCM
http://www.eccjr.co.jp/cm/
の「香取さんと桃子ちゃん」編で「better」という言葉がでてくるが、このbetterも「ベター」ではなくどちらかというと「ベラー」といった具合に弾音化している。

あとは「waterはウォーターでは通じなかった!!ワーラーって発音したら通じた」という書込みも見かけるけど、この「t」も弾音化して「タ」が「ラ」のような音になるのが慣例なのだろう。



他には以下の動画の50秒あたりから流れる「shame on you(恥を知れ!)」は「シェイム・オン・ユー」ではなく「シェイモンユー」と発音している。

ちなみにget ownedは、やられたという意味のスラング
motherfucker!!!の掛け声も面白いが…(20秒あたりから)


日本語は音節が区切れているから、英語も同じように考えて必死に単語ごとに発音する…というのがリスニングの聞き取りが弱い理由の一つだろうか。


だから闇雲にリスニングの問題を解いて、音読する…というより、具体的に「on itのときはオニットと発音する」といったような連音化などを意識して学習すると、効率が良くなりそう。



Don't be shy,just try!の精神で下手でも積極的に使っていこう。。